いちばん環境負荷が小さいのは、いま建っているものを長く使うことです。壊して建て替えるのではなく、既存の建物を延命しながら再生可能エネルギーにつなげる。ポリウレアだからできる脱炭素の進め方をご紹介します。
建物の改修では、古くなった部材を撤去して新しくするのが一般的です。しかしその過程では、解体の手間と廃棄物が必ず発生します。とくにアスベストを含む建材は、撤去そのものに大きな手間と費用がかかります。
ポリウレアは既存の下地の上から吹き付けられます。屋根を剥がさずに防水性能を回復させられるため、廃棄物を出さずに建物の寿命を延ばすという選択肢が生まれます。
さらに、延命した屋根の上に太陽光パネルを載せれば、その建物は消費するだけの存在から発電する場所に変わります。ライノジャパンでは、この「延命してから活かす」流れを脱炭素の実践と考えています。
既存屋根を撤去しないため、解体で出る廃材そのものが発生しません。
屋根や外壁を長持ちさせることで、建物全体の更新時期を後ろに倒せます。
防水した屋根の上に太陽光パネルを設置し、発電できる建物にします。
東北工業大学との共同研究で、VOC排出量を抑えた処方の開発を進めています。
工場や倉庫で多く使われているスレート屋根には、アスベストを含む建材が使われていることがあります。ひび割れや穴が開いても、切断や撤去を伴う補修は法規制の面で難しく、対応に悩む建物が数多く残っています。
ポリウレアなら、既存のスレートを撤去せずに屋根全体を継ぎ目なく覆えます。アスベストを飛散させることなく、屋根の劣化と雨水の浸入を止められます。
なお、すでに雨漏りが発生している場合は、被覆するだけでは解決しません。原因となっている箇所を補修したうえで施工します。
屋根に太陽光パネルを設置するとき、通常は架台を固定するために屋根へ穴を開けます。その穴が後々の雨漏りの原因になることがあり、防水と発電はしばしば両立が難しい課題でした。
ライノジャパンは、ポリウレアの防水層と架台の固定を組み合わせる工法を開発し、特許を取得しています。屋根を守りながら、その上で発電するという構成が可能になります。
会社案内カタログに記載のとおり、太陽光発電設備の設計・設置も事業として行っています。
出典:会社案内カタログ「業務内容」「取得特許・実用新案・商標登録」、施工事例集より
体育館や工場のような大きな建物では、屋根から入る熱が空調の負荷を大きくします。断熱層を設けられれば冷暖房のエネルギーを減らせますが、既存の屋根に後から断熱材を入れるのは簡単ではありません。
そこで用いられるのがSPF工法です。断熱性のある超速硬化ウレタンを吹き付けたうえに、ポリウレアを重ねて保護します。断熱と防水をひとつの工程でつくれるのが特徴です。
屋上緑化はヒートアイランド対策として有効ですが、土や水を載せる分、防水層には高い信頼性が求められます。植栽してからの漏水は、撤去してやり直すことになるため損失が大きくなります。
ポリウレアは継ぎ目のない被膜になるため、緑化の下地としての防水に向いています。不燃処理が必要な条件にも対応した実績があります。