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Features & Applications

ポリウレアの特徴・用途

2液を吹き付けて数秒で硬化する仕組みから、6つの特性、工場からインフラまでの適用領域まで。ポリウレアの基本を詳しく解説します。

1特徴・用途 2施行の流れ 3製品比較 4試験データ
Mechanism

2液を吹き付けて
数秒で硬化する仕組み

ポリウレアは、イソシアネート成分(A液)とポリアミン成分(B液)を専用のスプレー装置(リアクター)で高温高圧混合し、対象物に直接吹き付けて成形する樹脂です。2つの液体が接した瞬間から反応が始まり、早ければ数秒、遅くとも数分で人が歩けるほどの硬さまで硬化します。

長い乾燥・養生時間を必要としないため、施工当日から現場を使用再開できるケースが多く、継ぎ目のないシームレスな被膜になる点も大きな特徴です。

A材(イソシアネート)とB材(ポリアミン)をリアクターで高温・高圧にし、スプレーガンの先端で衝突混合してポリウレアになる仕組みの図解
A材(イソシアネート)とB材(ポリアミン)をリアクターで高温・高圧にし、スプレーガンの先端で衝突混合して吹き付けます。数秒〜数分で硬化し、継ぎ目のないポリウレア被膜になります。
Difference

ポリウレタンとポリウレアの違い

ポリウレタン A剤のイソシアネートとB剤のポリオールが反応してポリウレタンになる化学式。分子構造の中に酸素の結合があり、水色の破線の位置で加水分解が起こることを示している
A剤:イソシアネート/B剤:ポリオール。水色の破線の位置で結合が切れ、水と反応します。
ポリウレア A剤のイソシアネートとB剤のポリアミンが反応してポリウレアになる化学式。分子構造の中に酸素の結合がないことを示している
A剤:イソシアネート/B剤:ポリアミン。分子構造上に酸素の結合がありません。

ポリウレタンは、A材にイソシアネート、B材にポリオールを使用したものです。分子構造は図のとおりで、どうしても水によって加水分解してしまいます(図中の水色の破線の位置で結合が切れ、水と反応します)。

材料は安価なのですが、雨などの水によって数年で分子構造が崩れ、ボロボロになってしまいます。

一方、ポリウレアはA材にポリウレタンと同じイソシアネート、B材にポリアミンを使用したものです。分子構造上に酸素の結合がないため、加水分解の影響はありません。

また、B材に使用されるポリアミンの含有量により、ポリウレアの性能が変わります。ポリアミンは高価なため、使用用途によってポリアミンをポリオールに代替した製品もございます。

ポリウレアの種類 B材のポリアミンの含有量によって分かれるポリウレアの種類を示した図
B材のポリアミンの含有量によって、ポリウレアの種類と性能が変わります。

弊社では、100%アミンのピュアポリウレアをご用意しています。

Features

コンクリート以上の強度と、
ゴム以上の柔軟性。

ポリウレアの最大の特徴は、硬さと柔らかさという相反する性質を同時に持つことです。超速硬化による工期短縮から、耐薬品性・シームレス施工まで、6つの特性が過酷な現場を支えます。

超速硬化

スプレー後わずか5〜10秒で硬化開始。工期を大幅に短縮します。

高引張強度

コンクリートを超える強度で、衝撃・振動・重荷重にも変形しません。

弾性・柔軟性

ゴムのような伸縮性で、構造体のひずみに追従しひび割れを防ぎます。

幅広い温度対応

寒冷地から高温環境の工場・機械室まで、幅広い温度帯で性能を維持します。

耐薬品性

酸・アルカリ・溶剤・燃料・食品に対して高い耐性を持ちます。

シームレス施工

継ぎ目がなく、複雑な形状・隅角部も完全被覆できます。

Applications

工場からインフラまで、
幅広い適用領域。

屋根・外壁・床面から、橋梁・タンク・上下水道まで。ポリウレアはさまざまな現場の防水・防食・補強に採用されています。

工場・倉庫 屋根

アスベスト含有スレート屋根も、撤去せず被覆して長寿命化

橋梁・インフラ

コンクリート構造物の防水・補強・防塩害

車両・荷台

トラック荷台・特殊車両の耐衝撃ライニング

タンク・槽

化学・食品・燃料タンクの内面防食

上下水道

配管・ポンプ室・ピットの長寿命化

二次防液堤

漏洩拡散防止のシームレス被覆

住宅・建築

屋上防水・外壁保護・床ライニング

防爆・防護

シェルター・データセンターの耐衝撃補強

FAQ

よくあるご質問

Qポリウレアはどのくらいの時間で硬化しますか?
A

気温や製品グレードによって差はありますが、吹き付けてから数秒〜数分で指で触れられる程度まで硬化します。数時間後には歩行が可能になるケースが多く、一般的な塗料や防水材に比べて工期を大幅に短縮できます。

Qポリウレアとポリウレタンの違いは何ですか?
A

どちらも樹脂被膜ですが、反応の仕組みが異なります。ポリウレアはアミン基を利用して反応するため疎水性が高く、被膜になった状態では水分による加水分解の劣化が発生しません。ポリウレタンは水分に敏感で、硬化不良や加水分解のリスクがあり、多くの製品で紫外線対策のトップコートが必要になります。

Q既存のコンクリートや金属の上にも施工できますか?
A

可能です。ただし下地の劣化状況によって必要な下地処理やプライマーが異なるため、まず現地調査を行い、対象物に合った仕様をご提案します。下地処理を誤ると膨れや剥離の原因になるため、事前調査が重要です。

Qポリウレアの耐用年数はどのくらいですか?
A

使用環境やグレード、施工箇所によって異なりますが、屋外環境で20年以上の耐久性が期待できるケースもあります。定期点検と組み合わせることで、構造物全体の長寿命化につながります。

Q費用はどのくらいかかりますか?
A

施工面積、下地の状態、使用する製品グレードによって費用は変動します。まずは現地調査を行ったうえで、最適な仕様とお見積りをご提案しています。

Q材料を買えば、自分でもポリウレアを塗装できますか?
A

ポリウレアの吹付けには専用の機器が必要です。基本的には弊社代理店での施工をご検討ください。手塗りタイプのポリウレアもございますので、そちらもあわせてご検討ください。

Q手塗りのポリウレアはありますか?
A

ございます。詳しくはお問い合わせください。

Q雨の日や湿度が高い日でも施工できますか?
A

塗布物が濡れている状態でポリウレアを吹き付けると、膨れや剥がれの原因となります。そのため、気象条件を事前に確認したうえで施工計画を立てています。

Q施工中や施工後に臭いや有害物質の心配はありますか?
A

ポリウレアは溶剤を含まない処方が主流で、硬化後の被膜から有害物質が発生しにくいとされています。施工時は換気や保護具の使用など、安全管理を徹底したうえで作業を行っています。

Q住宅・工場・インフラなど、どのような場所に施工できますか?
A

屋根、外壁、床面、タンク内面、橋梁、トレーラーハウスなど幅広い場所に対応しています。用途や求められる性能に応じて製品グレードを選定し、施工いたします。